マトゥ blog

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活動の意図を考える

活動する前に、利用者さん一人一人が活動に参加できるか考えて準備していた。

塗り絵活動でも興味がでるような塗えを5種類ほど準備していた。キャラクターの塗り絵やコンテスト用の塗り絵、〇や三角の塗り絵、四季を感じる塗り絵、利用者さんが描いた絵を塗り絵にして出したりした。塗り絵をたくさん準備する理由は、少しでも参加してほしい。興味を持ってほしいという個人的願望があるからです。ある意味個人的な主張を押し付けてるように思われるかもしれないがその通りだと思う。

いつから、させたいこうなってほしいが芽生えたのか。

利用者さんが一人が他害をする子が増え、叱ることが多くなってきたことが始まりである。

その子は、急な音や、人の咳する音や席を立つ行為に対して敏感でその不安から咳をする子を叩いたり爪立てをすることが多くみられた。そのため、常に職員が隣に座り不安を和らげる声をかけをしていた。それでも爪立てを止まずついには、隣にいる職員に対して髪引っ張りや爪立てをするようになりました。

その当時、「痛い」「やめて」「これは、バツ」と怖い表情で伝えていました。

どんなに言っても職員に対する攻撃はやまなず、次第に蹴る行為まででるようになりました。

そうなると、出勤すると職員は憂鬱です。担当にその子に担当につく職員も憂鬱でし、攻撃される職員をみるのも憂鬱。次第にこの子が利用しなければいいんだまで考えるようになりました。しかし、その子は、休まず週六日利用していました。

そんな憂鬱なか、壁画ような塗り絵をした際に、そのこは、いつもクレヨンを使用して枠をはみ出すほど絵柄を無視して上下に塗りA4の紙びっしり塗ります。クレヨンを他色重ねてぬっていました。特徴として黒を多く使用すると怒る前兆であることが多いのもこの子特徴でした。その日は、はじめは、いつものように上下に塗っていたのですが、二枚目のときに草の形の絵柄でしたが枠内自ら塗ってくれたのです。その時、隣で攻撃がないか警戒していた職員がその作品をみて褒めた。周りの職員や他利用者さんもほめた。すると、その子は飛び跳ねて喜んだ。職員は、全員びっくりした同時にいつもの攻撃に対する緊張がほどけて自然に笑った。その日、攻撃は一度もなかった。一度も職員に対する攻撃がなかったのはこの日が初めてでした。その子が、帰った後職員でその子話で盛り上がった。

次の日、その子は来所するが、攻撃はあった。しかし、この子をみる職員はいつもの怖い表情よりも前の日の塗り絵でこういうこともできる子なんだと思う気持ちがあり、自然に叱るようりも先に、「どうした。何が不安なの」など気持ちを聞く姿勢にみんななっていた。