ノア 約束の船 ネタバレと考察
動画サイトのアマゾンプライムでおすすめに入っていたので気になりチェックしました。
ノアの方舟という言葉はなんとなく知っていましたが、何のために作られ、誰がその船に乗り、最後どうなったかまでは知りませんでした。
「ノアの方舟はどうなったかな?」が観る決め手になりました。
あらすじ
エデンの園。誘惑が罪を生み、アダムとイブは楽園を追われた。その後、人類初の兄弟殺し~カインとアベルの争いを経て、番人に救われたカインの子孫が荒涼とした大地に住んでいた。
この物語の主人公は、カインの末裔である父メトシュラの息子ノア(ラッセル・クロウ)。ノアには妻ナーマ(ジェニファー・コネリー)と3人の息子セム・ハム・ヤハェトがいた。また旅の途中で、負傷していた娘イラを養女にした。
ノアはある晩、大洪水の夢を見てうなされます。”神が世界を滅ぼす!”と予感し、山で隠遁生活を送る父メトシュラ(アンソニーホプキンス)を訪ねた。その際に貰ったベリーの実の種を大地に撒くと、水が噴き出し緑が生え、やがて森になった。ノアは自分の家族と1つがいの動物達を助けるために、番人と巨大な船の建造を始めます。
森には、白い鳩が現れ、動物達も続々と船にやってきます。どこで船の噂を聞いたのか、ノアの宿敵トバル・カイン(レイ・ウィンストン)が、種族を連れてノアの元を訪れます。
舟を作る理由
ノアはある晩、大洪水の夢を見てうなされます。”神が世界を滅ぼす!”と予感して舟を作ることにしました。舟を作る理由はいつかくる津波に備えるためです。
舟にはだれが乗るの
ノアの家族は確定です。実際舟を作っているのはノアと家族であるので確定です。ほかに乗るのは、動物です。色んな動物が静かにノアの舟にのり居座る様子は驚きでしたね。ノアの舟に乗るのは、ノアの家族と大量の動物たちです。
知っておくべきノアの思想
神様の考えが絶対である
神に逆らうような争いを極端に嫌います。たとえば、あるシーンで息子の一人が花を摘んだ際に、自然に生えている草や花は意味があるので綺麗だからと言って摘むのはよしなさいと諭す。
全身岩で覆われた巨人の天使が出現しさらに神様に対する想いは絶対になる。
人間は途絶えるべきである
家族以外の人間と関わることを避け続けてきたノア。さらに、人間の争いや嫌なところをみてきて家族以外の人間を嫌うようになる。さらに、人間は争いばかり起こしその結果、神を裏切ったと天使や神様に問いかけた際に、人間つまり自分も家族もすべて途絶えることを神に約束した際に、土砂降りの雨が止んだため、その約束は神様の望んでいる表しと感じて家族も滅びることを決意する。
ノアの方舟はどうなった
ノアと家族は、陸に辿りつきます。島で家族全員で仲良く過ごすことはありませんでした。長男とその嫁は、双子の姉妹を育て、ノアとノアの妻は一緒に暮らします。三男はすくすく皆と一緒に育っています。しかし、次男は一人で旅にでることになります。理由は、次男は女性と暮らすことを目的にしていたのですが、一緒に方舟に乗ろうとした敵側の女性は、足を怪我をして身動きが取れなくなり追ってきた敵側の大群に踏まれて死んだからです。その結果、「ここには居場所がない」と言い旅にでることになったのです。
まとめ
この作品は、人間とはこういう考えがあるからこういう行動をすると表した映画だなと思います。あとは、死ぬも生きるも選ばれるんだな思うような作品とも思いました。理由は、たくさんいた敵の人間一人も方舟に乗れなかったからです。さらに、天使である大巨人もノアの家族以外を敵とみなしていたからです。
この作品は、2014年の作品です。2014年は、世界ではイスラム国拡大やエボラ出血熱で6000人亡くなっています。日本では、集団自衛権やSTAP細胞論文捏造があった時代です。
映画を通して、上映された時代に何が起こったのかも調べると面白いなと感じています。
ご覧になっていただきありがとうございます。